地域社会での秋祭りの役割

農業と社会のつながり

古代からの日本の農業は地域社会の協力がありはじめて成り立つものでした。米を育てる水の管理は個人ではできません。灌漑用水を作ったり、大雨で川が氾濫しそうな際には、地域で協力して田畑を守る必要がありました。

町内には農業の知識が豊富な指導者がいて、多くの収穫を確保するために豊富な経験を駆使して町内の人々を導いたでしょう。よりよい人間関係は必要不可欠なものでした。地域の人々はお祭りを通してその協力関係をより強固なものにしたのです。

秋祭りでは皆でご馳走を作り、楽しい催しをしてお互いの労をねぎらい、収穫の喜びを分かちあいました。健康を祈ったり、また得た収穫から次の農作に必要なものを用意するための資金集めをしたりして、地域社会をまとめるのに秋祭りは絶好な機会でした。